薬局だより

17.02.16 / 薬局だより / Author:

 

立春もすぎ、春が待ちどおしい季節ですが、全国的にインフルエンザが猛威をふるっています。

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今年は1月半ばまで暖かかったせいか、インフルエンザの流行もほとんどなく、1月の後半から感染がふえました。

そのせいか、いまのピークはA型とB型が同時に増えています。

2回感染することもありますし、まれに同時に感染することもあり、重症化が心配されます。

倉敷市でも多くの学校や幼稚園で学級閉鎖が出ています。

感染しないよう気をつけて過ごしましょう。

 

1.インフルエンザを予防するために

外出から帰ったら、手洗い、うがいを徹底しましょう。マスク

人混みをさけ、マスクをしましょう。

加湿器などで室内の湿度を保ちましょう。

2.インフルエンザにかかったら

できるだけ早く、医療機関を受診しましょう。

安静、休養、十分な睡眠をとりましょう。

周囲に感染させないよう、マスクをしましょう。

無理して職場や、学校へ行かないようにしましょう。

3、インフルエンザの治療薬

タミフル

A型、B型両方のウイルスの増殖を抑えます。カプセルで内服薬です。

症状が出始めて48時間以内に飲み始めると効果的です。

リレンザ

A型、B型両方のウイルスの増殖を抑えます。吸入薬です。

1日2回 5日間つづけます。

症状が出始めて48時間以内に始めると効果的です。

イナビル

A型、B型両方のウイルスの増殖を抑えます。吸入薬です。

1回の吸入で治療が終わります。

症状が出始めて48時間以内が効果的です。

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A型、B型両方のウイルスの増殖を抑えます。点滴注射薬です。

カプセルの服用や、吸入が困難な患者さんも使えます。

1回の点滴で治療が終わります。

症状が出始めて48時間以内が効果的です。

 

インフルエンザ治療薬の予防投与について

これらの薬は、家族が感染した時などに、予防的に服用することもできます。

自費診療となり、保険が使えないので費用はすべて患者さんの負担になります。

また治療の時とは用法、用量がことなります。

お医者さんに相談してください。

 

症状がなくなったり、熱がさがっても、ウイルスがまだ体内に残っています。

水分補給や十分な睡眠を心がけて、安静に過ごして、重症にならないようにしましょう。

 

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