20.11.23 / 未分類 / Author: kurakita / Comments: (0)
急に冷え込んできましたが、体調管理はできてますか?
今年はインフルエンザが大流行してますね。
東京都では9月21日に「流行注意報」が発表されました。
2021年、2022年と流行はありませんでした。コロナの感染対策が強化されたこともその一因でしょう。また、流行がなかったことで、皆さんの免疫が低下していると思われます。これから本格的に冬のシーズンを迎え、感染が拡大する恐れがあります。定点把握で倉敷市でも421人の報告で、岡山市は457人報告されています。倉敷市でも 小学校などで学級閉鎖が多発しています。
今年は積極的にワクチン接種を受けましょう。
インフルエンザワクチンにはA型2種類、B型2種類の株がはいっています。
A型とB型があるので、1度かかってもまたかかることがあります。
いまはほとんどがA型です。遅れてB型の感染のピークがくると予想されます。インフルエンザワクチンは重症化を防ぐもので、感染を防ぐことはできません。ワクチンを打っていても、インフルエンザにかかります。感染対策は、基本どおり、マスク、手洗い、部屋の換気などです。もちろん人混みを避けることも大切です。
しっかり対策して、冬を乗り切りましょう。
09.08.23 / 未分類 / Author: kurakita / Comments: (0)
毎日暑い日が続き、本当に猛暑の夏ですね。
みなさん、体調管理は大丈夫でしょうか?
さて先日、日本に先駆けてアメリカで承認されたアルツハイマーの薬が話題となっていましたがその薬、
「レカネマブ」とはどんな薬でしょうか?

アルツハイマー病とは
認知症の6~7割を占め、記憶障害が特徴的で、症状が出始める10~20年前から脳内にアミロイドβ
が蓄積し神経細胞が傷つき脳が萎縮すると考えられています。
「レカネマブ」はこの脳内に蓄積するたんぱく質「アミロイドβ凝集体」に選択的に結合して脳内から除去することで
アルツハイマー病の進行を抑制すると考えられます。従来の認知症薬とは作用が根本的に異なります。
適応は早期のアルツハイマー病で軽度の認知症患者で、進行を緩やかにする効果が期待されています。
アメリカの例から計算すると、薬剤費が患者一人当たり年間約380万円くらいとなるようです。
素晴らしい薬で、期待ができますが、費用は高額となります。
日本ではどのような承認になるか注目です。
さて話は変わりますが9月20日から全年齢の方を対象にしたコロナワクチンの接種が始まります。
ファイザー社のオミクロン株(XBB.1.5)の1価のワクチンです。
倉敷市でも陽性の方が増加傾向にあります。各自で気を緩めずにできるかぎり感染対策をしていきましょう。
01.05.23 / 外来スタッフ, 未分類 / Author: kurakita / Comments: (0)
🎈4月から新しく小児科の医師が赴任されました🎈
小児外科が専門ですが、一般的な小児科診察や予防接種、健診をはじめ
便秘を得意として診察させてもらいます。
小児便秘とは…
子どもの10人に1人は便秘と言われています(⊙_⊙;)
・離乳食を開始したとき、トイレトレーニングの時期、保育園・幼稚園・小学校に通い始めた頃に、便が硬くなったり、環境が変わって排便を我慢して、便秘が始まりやすいと言われています。
便秘を慢性化させると治りにくくなるため、便秘かなと思ったら早めの受診をおすすめします。
次の症状の時には便秘かも?
・うんちの回数が1週間に2回以下、または5日以上便がでない。
・うんちをもらしてしまう、また下着に便をつけている。
・少量のうんちがしょっちゅう出る。
・うんちが硬い、あるいは出すときに痛みがある、出血する。
・便意があるのに、足をクロスしたりして、うんちをがまんする。
便秘かなと思っても…
「実は先天的な異常があることもあります」
・生まれつき排便にかかわる神経がない。
・肛門の位置がおかしい。
便秘症をきっちり治療しないと悪循環を繰り返してひどくなります。
「腸が著明に拡張する(腸が異常にふくらむ)」や「遺糞症(腸にうんちがたまりすぎて漏れ出る。)」になってしまうこともあります。
診断・治療は?
・うんちの回数や硬さなどを問診します。また必要に応じて超音波検査やレントゲン撮影によって便秘状態を確認します。
・早期に適切な治療を行えば、3~4か月で「週に3回以上、快適にうんちが出る」状態になります。この状態が続けば、1~2年の間に便秘症が治ることも少なくありません。
・便秘の治療は
- 生活習慣の改善(早寝早起き、食事療法、運動)
- トイレトレーニング(本人の発達段階を考慮して開始)
- 排便日誌をつける
- 薬による治療
便秘外来は、金曜日と土曜の午前中にご相談ください。
16.01.23 / 未分類 / Author: kurakita / Comments: (0)
明けましておめでとうございます。
年末、年始と当院では未曽有の事態になり、みんな大変でした。
少しずつ療養期間が終わった人もふえてきました。
そろそろ収束の兆しがみえたかな?というところですが、まだまだ院内で新規の感染者もでています。
ニュースで取り上げられていますが、中国のゼロコロナ政策が180度変わって規制が緩和され、春節を迎えます。中国の感染者数は把握しきれない状態です。
また、ウイルスの新しい変異株、XBB.1.5も話題になっています。
おそらく、今の感染はBA.5だとおもわれますが、新しい株が出てくるとまた感染します。
重症化は減っているようです。厚生労働省は感染症の分類の見直しをして、コロナをインフルエンザなどと同等の5類にしようという動きがあります。
今はコロナの治療費は国の負担ですが、分類の見直しに伴って自己負担になるかもしれません。
コロナワクチンの接種も今は国の負担ですが、今後インフルエンザワクチンのように自己負担になるかもしれません。
コロナの場合ワクチンも治療に使う薬も非常に高額です。それが理由で治療しない人が増えたら、大変です。
厚生労働省は知恵をしぼって、段階的で負担の少ない政策を打ち出してもらいたいと思います。
まだまだ先が見えませんが、正しい情報を共有して 毎日変わる状況をみんなで乗り越えていきましょう。
今年が皆様にとってよい年になりますように。

30.09.22 / 未分類 / Author: kurakita / Comments: (0)
9月も終わりに近づきました。
コロナ感染症が始まってから3度目の夏がすぎました。
皆さんにはどんな夏だったでしょうか?
10月からオミクロン株対応のコロナワクチン接種がはじまります。
オミクロン株対応2価コロナワクチンとは?
従来の株とオミクロンBA1株の2つの株に対応するワクチンです。
オミクロンBA5 にも一定の効果があります。
この「オミクロン株対応2価ワクチン」が10月から日本で接種がはじまります。
すでに従来の株とBA4やBA5の株をもちいたワクチンが開発され、アメリカではこのワクチンの承認や、
接種の推奨が話題になっています。アメリカのニュースで話題になっているオミクロンBA5対応ワクチン
と、これから日本で始まるオミクロン株対応ワクチンは別のものです。
治療薬も日々進化しています。今使われている内服薬や点滴薬をまとめてみました。
1.経口抗ウイルス薬 内服 モルヌピラビル (ラゲブリオ)
2.経口抗ウイルス薬 内服 ニルマトレルビル/リトナビル (パキロビッドパック)
3.中和抗体薬 点滴 ソトロビマブ (ゼビュディ)
4.点滴抗ウイルス薬 点滴 レムデシビル (ベクルリー)
などがあります。
コロナ感染症に対する対応が大きくかわりました。
倉敷市でも発生届対象者は
1・65歳以上
2・入院が必要な人
3・重症化リスクがあり、治療薬の投与や酸素投与が必要な人
4・妊婦
となりました。
陽性者の総数だけ毎日報告します。
有症状者の療養機関は
●発症日から7日間経過し、かつ症状軽快ご24時間経過した場合8日目から解除を可能とする。
●ただし、10日間が経過するまでは、感染リスクが残存するので、自主的な感染予防行動の徹底をお願いする。
になりました。
当院では入院患者さんの安全確保のため 療養期間や出勤調整は独自の決まりがあるので、
総務や部署長に相談してください。

14.04.22 / 未分類, 栄養部だより / Author: kurakita / Comments: (0)
栄養部から眺めることのできる桜は、もう散ってしまって花弁が入口に舞っています。
桜が散ると、さびしい気もしますが個人的には青葉がしげる新緑の5月の陽気が好きです🍃
ただ、これからの時期は食中毒も心配になります、衛生管理にも注意を払いながら業務に望みたいと思います。
本日は、あたらしいお寿司を提供いたしました。(先日、某テレビでこのお寿司を作っていましたが
それを見たからではありません )
押し寿しです。写真の見た目ではわかりにくいですが、すし飯とすし飯の間に鶏そぼろとしその葉を入れています。
岩国名物でもあるらしいです。色々と工夫できたらと日々精進です。

またこの春から新しく2人の職員さんも増え、みんなで力を合わせて
業務に励んでいこうと思います。

栄養部
18.03.22 / 未分類 / Author: kurakita / Comments: (0)
3月に入り暖かい日も増え、春を感じられるようになりましたね🌸
さて、コロナ感染者の人数も高止まり傾向で岡山県でも1日に500人前後の感染者が発生しています。また、オミクロン株の一種のステルスオミクロン株(BA.2)やデルタ株とオミクロン株の特徴を持ったデルタクロン株などウイルスもだんだん変異しており注意が必要です。
しかし、薬の開発も進んでいます。経口薬では現在ラゲブリオカプセル200mg(モルヌピラビル)とパキロビッドパック(ニルマトレルビル/リトナビル)の2剤が承認されています。💊
ラゲブリオカプセル200mgはウイルスが細胞に侵入したあと、設計図となる「RNA」をコピーして増殖する際に必要な酵素の働きを抑えることで増殖を防ぎます。18歳以上の軽症から中等症の患者で重症化リスクのある方が対象で1回4カプセルを1日2回5日間内服します。妊婦または妊娠している可能性のある女性は内服できません。
パキロビットパックは2剤が1シートになった薬剤で、ウイルスが自身のRNAをコピーして増える準備段階で働く酵素を機能しなくすることで増殖を抑える薬とそれを手助けする薬が1シートに含まれます。12歳以上かつ体重40kg以上の軽症から中等症の患者で重症化リスクのある方が対象です。1シートに1日分の薬剤が含まれており1回ニルマトレルビル2錠とリトナビル1錠を1日2回5日間
内服します。腎機能により用量調節があります。抗凝固薬や降圧薬、抗不整脈薬、抗てんかん薬など併用禁忌の薬剤が多くある他セント・ジョーンズ・ワートを含むサプリメントや健康食品との併用も禁忌の為注意が必要です。
両剤とも一般流通は行われず厚生労働省が所有した上で、対象となる患者が発生した医療機関及び薬局からの依頼に基づき、無償で譲渡されます。分配を希望する医療機関、薬局は事前の登録が必要です。
また日本の製薬会社の塩野義製薬も軽症者用の飲み薬の開発を進めています。承認申請されれば、国内の製薬会社の新型コロナの飲み薬としては初めてとなり期待されています。
ワクチンと手洗い、うがい、マスクの着用に加え治療薬の開発が進み今
こそはレジャーなど楽しめるといいですね
04.12.21 / 未分類 / Author: kurakita / Comments: (0)
気づけば12月ですね。今年もコロナに振り回された1年になりました。
日本国内では感染者数は一時期に比べ減り、岡山・倉敷でも10人以下の日が続いています。しかし世界的には感染者数は多い国もありまた、オミクロンという新しい株の出現により混乱が続いています。日本国内でも2例オミクロン株の感染者が報告されました。1例目はアフリカ南部ナミビアの30代の男性外交官、2例目はペルーからの入国の20代男性です。2例とも発熱やのどの痛みなどあり医療機関に入院中です。
このオミクロン株は、30を超える変異を持ち、感染成立に関わるスパイク蛋白にも多くの変異があることから、ワクチンの効果を低下させ、再感染のリスクを高める可能性が懸念されています。実際にこれまでにワクチン接種者でも感染例が報告されていますが、ワクチン接種による感染予防効果は時間とともに低下しますので、この報告だけでオミクロン株のワクチンへの影響を推し量ることはできません。
政府は外国人の一時入国禁止という強い措置を取っていますが、オミクロン株の性質が十分に分かっていない現状ではやむを得ない対策かもしれません。今はできるだけオミクロン株の国内への侵入を遅らせて、ブースター接種を進めることが重要です。
オミクロン株が出現したとしても、私たちにできる感染対策は変わりません。手洗いや3つの密を避ける、マスクを着用するなどの感染対策をこれまで通りしっかりと続けることが重要です。
クリスマスやお正月 しっかり感染対策をして楽しみましょう。
15.10.21 / 未分類, 病棟スタッフより / Author: kurakita / Comments: (0)
こんにちは!私は倉敷北病院で働いて2年目になる看護師のYと言います。
私はこの病院で一番若手で頑張っていることがあるのでこの場を借りて少しお話しようと思います。
私は現在准看護師という資格で働いていますが、看護師資格取得のために働きながら休みの日は予備校に通って勉強に励んでいます。
仕事と両立しながら勉強をする事は簡単なことではありませんが、小さい頃からの夢であった看護師になるために両立しながら受験をする事を決めました。
仕事が終わってから家に帰って勉強することも毎日の日課にしています。模試の結果も上がってきているのでこの日課を継続していきたいです。
また、12月の半ばから休職を頂き更に勉強に力を入れて頑張って行きたいと思っているので残り2ヶ月と少ないですが精一杯頑張っていきます!
最後に私が大好きな人たちを紹介したいと思います!!!
【ENHYPEN】というグループですが是非気になった方は見てみて下さい。
とても一人一人が魅力的で岡山出身のメンバーもいてダンスから目が離せなくなるので、沼に浸る事間違いなしです💛💛💛

ここまで見てくだっさって有難うございました☺
27.08.21 / 未分類 / Author: kurakita / Comments: (0)
8月も終わりに近づきましたが、猛暑が続いています。
岡山県にも二回目の緊急事態宣言がだされました。
コロナウイルスの猛威もまだまだつづいています。
ワクチンもファイザー社・モデルナ社・アストラゼネカ社の3種類が日本で認可され接種も進んでいます。
これらのワクチンは同じ作用機序のワクチンではありません。
コロナワクチンの豆知識
ファイザー社/モデルナ社製ワクチン
mRNAワクチンという、ウイルスそのものではなくウイルスの外側のタンパク質(スパイクタンパク)の設計図をになります。このワクチンを投与するとその設計図を基にウイルスの外側のタンパク質を投与された人の体が作ります。もちろん、出来上がったタンパク質は異物なので、体はできた「たんぱく質」を異物と認識します(抗体の作成)。以後はこのたんぱく質を持ったものが、体に入ると免疫反応が起きて体内で抗体により攻撃されるという仕組みです。
アストラゼネカ社製ワクチン
コロナウイルスがヒトに感染する際に足掛かりとするスパイクたんぱく質の設計図を、運び屋(ベクター)としてチンパンジーのアデノウイルスに組み込んで投与します。するとヒトの細胞にこのアデノウイルスが感染して(人には影響を及ぼさない)、体内でスパイクタンパク質が作られ、それが異物として認識され免疫反応によって抗体が作られ、以後はこのたんぱく質を持ったものが体内に入ると、抗体が攻撃して排除します。
ファイザー社/モデルナ社製ワクチンとアストラゼネカ社製ワクチンの違いをざっくり説明すると
ファイザー社/モデルナ社製はmRNAを直接体内に投与して抗体を作ります。一方アストラゼネカ社製はmRNAをチンパンジーのアデノウイルスにくっつけてアデノウイルスに人が感染することにより、くっついていたmRNAに対しても抗体が作られるという抗体産生まで2段階になる感じです。
新型コロナワクチン比較表(資料厚生労働省ホームページ)
メーカー(タイプ) |
ファイザー社
(mRNAワクチン) |
モデルナ社
(mRNAワクチン) |
アストラゼネカ社
(ベクターワクチン) |
接種方法 |
2回/3週間間隔・筋肉内 |
2回/4週間間隔・筋肉内 |
2回/4~12週間間隔・筋肉内 |
発症予防効果 |
95% |
94% |
76% |
接種対象 |
12歳以上 |
12歳以上 |
原則40歳以上/特に必要のある人は18歳以上 |
変異株に対する効果(試験的に変異株に対する中和効果を見たとき) |
英国型(アルファ型):効果あり
南アフリカ型(ベータ型):やや低下
インド型(デルタ株)株:少し低下 |
英国型(アルファ型):効果あり
南アフリカ型:低下
インド型(デルタ株)株:少し低下 |
英国型(アルファ型):効果あり
南アフリカ型:ほとんど効果なし
公式報告なし |
ファイザー社製の接種後発症予防効果は(英国公衆衛生庁発表)、アルファ株(94%)・デルタ株(88%)・デルタ株による入院予防効果96%
アストラゼネカ社製の接種後発症予防効果(英国公衆衛生庁発表)、アルファ株(75%)・デルタ株(92%・デルタ株による入院予防効果92%
モデルナ社製に関する公式記述は表面上は見当たりませんでした。