一般病床(障害者施設)87床
重度の肢体不自由者(身障手帳1・2級取得者ないし日常生活自立度B・Cの肢体不自由者)、脊髄損傷などの重度障害者、難病患者の皆さんに入院していただく病床です。当院では比較的、医療必要度の高い患者さんを対象としてご利用いただいております。制度改正により、脳卒中による肢体不自由は入院適応より除外されております。
当院の特徴
- IVHや人工呼吸器の患者さんも受入可能です。
- 難病患者さんのレスパイト入院も受入可能です。
【参考 障害老人日常生活自立度】
生活自立 |
ランクJ |
何らかの障害等を有するが、日常生活はほぼ自立しており独力で外出する
- 交通機関等を利用して外出する
- 隣近所へなら外出する
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準寝たきり |
ランクA |
屋内での生活は概ね自立しているが、介助なしには外出しない
- 介助により外出し、日中はほとんどベッドから離れて生活する
- 外出の頻度が少なく、日中も寝たり起きたりの生活をしている
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寝たきり |
ランクB |
屋内での生活は何らかの介助を要し、 日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ
- 車いすに移乗し、食事、排泄はベッドから離れて行う
- 介助により車いすに移乗する
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ランクC |
1日中ベッド上で過ごし、排泄、食事、着替において介助を要する
- 自力で寝返りをうつ
- 自力では寝返りをうたない
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(平成3年11月18日 老健第102-2号 厚生省大臣官房老人保健福祉部長通知)
療養病床(26床)
急性期医療を行う病院での治療は終えても、まだ医療の必要度が高く、病院での療養の継続が必要な患者さんにご利用いただく病床です。ご利用いただく患者さんは、医療の必要度に応じて、医療区分1~3の3段階に区別されますが、当院では比較的、医療必要度の高い、医療区分2・3に該当する患者の皆さんを対象として御入院いただいております。ただし、ご状態によってはお受入れが難しい場合がございますので、ご相談下さい。
当院の特徴
医療区分に該当される患者さんでかつ、必要があれば、長期入院での受入も可能です。
【参考 一般的な医療区分】
- 医療区分2
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疾患・状態
- 筋ジストロフィー
- 多発性硬化症
- 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
- パーキンソン病関連疾患
- その他神経難病(スモンを除く)
- 神経難病以外の難病
- 脊髄損傷
- 肺気腫
- 慢性閉塞性肺疾(COPD)
- 疼痛コントロールが必要な悪性腫瘍
- 肺炎
- 尿路感染症
- 創感染
- 脱水
- 体内出血
- 頻回の嘔吐
- 褥瘡
- うっ血性潰瘍
- せん妄の兆候
- うつ状態
- 暴行が毎日みられる状態
- リハビリテーションが必要な疾患が発症してから30日以内
医療処置
- 透析
- 発熱又は嘔吐を伴う場合の経管栄養
- 喀痰吸引
- 気管切開・気管内挿管のケア
- 血糖チェック
- 皮膚の潰瘍のケア
- 手術創のケア
- 創傷処置
- 足のケア
- 医療区分3
-
疾患・状態
- スモン
- 医師及び看護師による24時間体制での監視・管理を要する状態
医療処置
- 中心静脈栄養
- 24時間持続点滴
- レスピレーター使用
- ドレーン法・胸腹腔洗浄
- 発熱を伴う場合の気管切開、気管内挿管のケア
- 酸素療法
- 感染隔離室におけるケア

入院当日は、1階の受付窓口へお越しください(※)
その際、各種保険証および医療証の提示と必要書類をご提出ください。
その後、スタッフが病棟までご案内いたします。
※病状のよく分かる方、または日頃よくお世話されている方の付き添いをお願いします

当院到着後、すぐに提出いただきたいもの
- 現在服用中の薬
- 「紹介状」
- 「入院誓約書」
- 「同意書(実費)」
- 各種保険証など
- 「看護師あて手紙」
- 「リハビリあて手紙」
- 「CSセット利用申込書」(利用者様のみ)
- 「ご家族連絡先票」
- 印鑑
- 「退院証明書」:直近3ヶ月以内に他院へ入院されたことのある方
身の回りの品
当院では、CSセット(ケア・サポートセット)をご利用いただけます。CSセットを申し込みされる方は入院時にご用意いただく品が若干異なりますので、下記に示す物をご持参ください。宜しくお願いいたします。

入院治療費は、医療保険の規定により算定します。
疑問点などがございましたら、受付でお尋ねください。
毎月1回、健康保険証・受給者証を確認させていただきますので、ご協力の程お願いいたします。また保険証の変更や、新たに受給者証や手帳を取得された場合や、新しく保険証が変更となった場合には、速やかにご提示ください。
入院費用支払い日
当院では1ヶ月締めとなっております。翌月10日以降より支払い可能です。休日、祝日、医療改正により支払い可能日がずれることがありますので、ご了承ください。お支払いは請求日から1ヶ月以内にお願いいたします。入院費の滞納が3ヶ月に至る場合には、退院していただくこともあります。
実費
○ おしめ料金
当院ではおしめの持ち込みは出来ませんのでご了承ください。日常おしめを使用される患者さんにつきましては、枚数計算とさせていただきます。
○ CSセット(ケア・サポートセット)
○ 私物洗濯料金
入院期間中、私物洗濯を希望される方のみとなります。
○ テレビ レンタル料
テレビを使用される方のみとなります。
○ 個室料金
病棟 | 病室 | 1日室料(税込) | 設備 |
一般 病棟 |
1人部屋(208号,210号) |
4,400円 |
テレビ、バス、トイレ、 冷蔵庫、電話、ロッカー |
1人部屋(220号,221号) |
3,300円 |
テレビ、冷蔵庫、電話、ロッカー |
2人部屋(211号) |
1,100円 |
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療養 病棟 |
1人部屋(310号) |
3,300円 |
テレビ、冷蔵庫、ロッカー |
2人部屋(223号) |
1,650円 |
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- 個室内設備機器のテレビ・冷蔵庫の使用料は差額料金に含まれています。
- 差額ベッド料は入室された時間に関わらず1日(0~24時)あたりの料金となります。
- 差額ベッド料は高額療養(医療)費の対象となりません。
- 差額ベッド料は利用状況により、ご希望に添えない場合がありますのでご了承ください。

- 時間
- 朝食:午前8時 昼食:正午 夕食:午後6時
- お願い
- 食事は、管理栄養士による療養に必要な献立、調理された病院給食を提供しています。
したがって、病室への飲食物の持ち込みや自炊は固くお断りします。

一般浴または、ご自分で入浴できない方はストレッチャーでの入浴となります。症状等で入浴できない方は、清拭にてケアをさせていただきます。

敷地内禁煙

医師の許可が必要ですので、早めにお知らせください。
詰所にて外出・外泊許可願用紙に記入をお願いします。

原則として入院中は他の医療機関への受診はできません。必要な時は、主治医の許可のもと受診していただきますので、入床詰所までご連絡下さい。

面会時間:午前9時~午後8時
ご家族の付き添いについては午前7時~午後9時
お願い
- 面会に来られた際には必ず、詰所へお寄りください。
- 患者さんの病状によっては、面会をお断りさせていただくことがあります。
- 午後8時以降の面会時は、お手数ですが、玄関入口右側にある夜間受付のブザーボタンを押して、職員にお声かけの上、院内へお入りください。
- 安静や診察を妨げないようにお願いします。
- 患者さんに金品や食べ物などの差し入れをされる場合には、事前に詰所までご連絡ください。
- 当院では付き添いの必要はありません。

- 入院中は1日も早いご回復の為、医師・看護師の指示をお守りください。
- 病院内では、他の患者さんのご迷惑にならないようにご注意ください。
- テレビ・ラジオ等は、他の患者さんのご迷惑にならないように、イヤホンをなるべくご使用ください。
- 消灯時間は午後9時です。消灯後は、他の患者さんのご迷惑にならないよう、静かにお願いいたします。
- 飲酒・喫煙、その他入院継続が困難となるような背信行為、反社会的行為を行った場合は、退院していただくことがありますので、ご了承ください。
- 院内備品、その他を破損された場合は、修理費の負担をお願いします。
- 診断書・入院証明書などが必要な方は、1階受付までお申し出ください。
- 看護状態、または患者さんの様子でお気づきな点がございましたら、些細なことでも構いませんのでご遠慮なく職員にお申し出ください。
- 地震や万一の災害など非常事態が生じた時は、職員の誘導に従ってください。

入院及び退院の際、医師・看護師職員に対する心遣いは固くお断り申し上げます。