薬局だより

16.07.15 / 薬局だより / Author:

熱中症

各地で猛暑日が続いています。熱中症で救急搬送される人も大勢います。死亡者も数名でています。体調管理に気をつけて過ごしましょう。

 

熱中症とは

気温が高い状態が長く続き、発汗して、水分や塩分が失われた状態

湿度が高く、汗が蒸発せず、熱がこもったままの状態で、体内の熱が放出されなくなった状態

 

熱中症の症状

1度 熱失神、熱けいれんなど  現場で応急処置できる軽症

症状  めまい、失神、筋肉痛、こむら返り、大量の発汗

2度 熱疲労など   病院搬送が必要な中等症

症状  頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感

3度 熱射病、入院して集中治療が必要な重症

症状    意識障害、 けいれん、手足の運動障害、高体温

 

熱中症は室内でも発症する!

最近の住宅は密閉性が高く風通しが悪いため、窓を閉め切り冷房を使わないと、室内は外気温以上に熱くなること。

体温調節の機能が衰えて熱中症になりやすい高齢者の割合がふえたこと。

これらの要因により、近年、高齢者の発症の6割は室内でおきています。

 

熱中症予防

のどの渇きを感じる前にこまめに水分をとりましょう。

のどが渇いてからでは水分が失なわれすぎていることがあります。

水分だけでなく、塩分や電解質も失なわれているので、塩分や電解質や糖分がバランス

よく配合されたスポーツドリンクなどを利用するのも有効です。

エアコン

室温28℃、湿度70%を超えたらエアコンを使いましょう。

 

高血圧、糖尿病や認知症など持病があるひとは重症化しやすいので注意してください。

高齢者は家族や周囲の人が気をつけてサポートしましょう。

 

 

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