DI室の窓
28.10.14 / 薬局だより / Author: kurakita
DI室の窓
信州に行ってきました H26.9.30~10.1
中央自動車道の諏訪1Cを出て、霧ケ峰ビーナスラインを走っています。車窓からの眺めはすっかり秋でした。
高原を下って行く途中、白樺湖が見えました。
翌日は小布施 散策からです。小布施は栗と北斎の町。
江戸時代、その晩年(80代から)を小布施で過ごした浮世絵師葛飾北斎の肉筆画のある美術館 北斎館
その周りには、 和菓子の小布施堂 桝一市村酒造場 北斎を小布施に招いた髙井鴻山の記念館
を中心に栗の小径 オープンガーデンとホスピタリティあふれる、おもてなしの心がうかがわれる町並み
でした。
栗の小径へと、出られるようになってました。
戸隠神社には戸隠五社と言って戸隠の中心にある中社・奥社その他三社があり、今回は、
戸隠神社 中社へ行ってきました。
狩野派の天才絵師、河鍋暁斎によって描かれた「龍の天井絵」
岩戸伝説ご存じですか。
「昔、天照大神(あまてらすおおみかみ)が、弟の素戔鳴尊(すさのおのみこと)の乱暴を怒って天の岩屋へお入りになってしまいました。
そのとき、戸隠神社の中社にお祀りされている天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)
のお考えで、岩屋のなかの天照大神が何事がおきたのかと岩戸をあけて外をご覧になるようにされました。
岩戸のかげで待ち構えていて、岩戸をあけ、天照大神を岩屋からお出しし、岩戸を下界へなげすてられたのが、奥社にお祀りしている天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)で、この時、天手力雄命が岩戸を放り投げた所が「戸隠山」である 」
というものです。
遠くに戸隠連峰を望みます。
さて、10月3日 歯科セミナーに参加してまいりました。
講演は、倉敷成人病健診センターの歯科部長 完山 学 先生による
「ビスフォスフォネート製剤に起因する顎骨壊死の現状と医科歯科連携の重要性」 でした。
歯科医師の立場から、「ビスフォスフォネート製剤による顎骨壊死の現状の説明と医科歯科連携の重要性」を多くの症例を交えて、お話されました。
ビスフォスフォネート製剤は、骨粗鬆症や悪性腫瘍の骨転移、多発性骨髄腫、骨形成不全症などの疾患の予防と治療に用いられていますが、ビスフォスフォネート製剤による顎骨壊死がはじめて報告されてから約10年が経過したそうです。
上記の疾患のうち、私達や当院入院患者にとって、注意を払わないといけない疾患は、なんといっても骨粗鬆症だと思います。
骨粗鬆症に関しては、今年の2月6日に
「わが街健康プロジェクト。心かよう地域医療」にて
「骨粗鬆症 転倒と骨折予防」の演題で、倉敷中央病院 松下 睦先生による講演があり、参加しました。
骨粗鬆症から骨折を起こすことは、要介護へとなり、生活の質(QOL)を大きく下げることになります。
○ 骨折の重大性‥‥・・・・・女性 要介護者の67.1% 骨折・転倒が原因 14.8%(第3位)
男性 〃 32.9% 〃 5.7%(第5位)
○ 骨粗鬆症治療の開始 昔 骨折後 又は 骨粗鬆症と診断されてから
今 身長が若い頃と比べて4cm以上低くなっていると、開始
○ 薬の進歩 持続することの大切さから、 服用回数の減少 剤型の選択が選べます。
内服 毎日 → 1回/週 → 1回/月
注射 1回/月
又、カルシウムは、食事から‥‥ということで牛乳を毎朝飲むこともお奨めです。
牛乳には、眠りを助けるアミノ酸のトリプトファンが多く含まれています。
朝に牛乳・乳製品を習慣的に摂取することで、睡眠を改善する可能性があります。
睡眠の改善は、心身の疲労回復、免疫機能や代謝機能を保つためにも大切です。
- 骨粗鬆症の薬の服用とは、30分は空けましょう。
DI室
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