〜耳鼻咽喉科での初期療法のすすめ〜
毎年、春先になると多くの方が悩まされる『花粉症』。くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの症状が出てから受診される方が多いですが、実は症状が出る前から治療を始める『初期療法』がとても効果的であることをご存じでしょうか。
■ 初期療法とは?
初期療法とは、花粉の飛散開始前、あるいは症状がごく軽いうちから薬の内服や点鼻治療を開始する方法です。花粉が本格的に飛び始める前に体のアレルギー反応を抑えておくことで、症状の発現を遅らせたり、症状自体を軽く抑えたりする効果が期待できます。
■ なぜ早めの治療が大切なの?
花粉症は、体内でアレルギー反応が連鎖的に広がることで症状が強くなっていきます。症状がひどくなってから治療を始めると、薬を使っても十分な効果が出るまでに時間がかかることがあります。
一方、初期療法ではアレルギー反応が強くなる前に抑えるため、
●症状が軽く済む
●強い薬を使わずに済む場合がある
●日常生活や仕事・学業への影響を減らせる
といったメリットがあります。
■ どんな治療を行うの?
患者さまの症状や体質、生活スタイルに合わせて、以下のような治療を組み合わせます。
●抗ヒスタミン薬の内服
●抗アレルギー薬の内服
●ステロイド点鼻薬
●目薬の併用
●必要に応じてアレルギー検査
近年の治療薬は眠気が少ないタイプも増えており、日中の活動への影響も抑えられるようになっています。
■ 受診の目安は?
例年花粉症の症状が出る方は、花粉飛散開始の1〜2週間前の受診がおすすめです。「毎年つらい思いをしている」「市販薬では効果が不十分」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
■ 快適な春を迎えるために
花粉症は我慢するものではなく、早めに対策することでコントロールできる疾患です。初期療法を上手に取り入れ、つらい季節を少しでも快適に過ごしましょう。
※当院では、丁寧な診察とわかりやすい説明を心がけており、お一人おひとりに合わせた治療をご提案いたします。どうぞお気軽にご相談ください。