年末の風物詩

22.12.20 / 未分類 / Author:

今年の年明け早々より始まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大とともに

菅政権が成長戦略の1丁目1番地に位置づけるデジタル改革として、前政権時代に決まり一足

早く始まったのが年末調整の電子化だ。しかし、完全に電子化移行できる人はごく少なく、

紙と電子が併存し二度手間になりかねない。

ちなみに今年からは「給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書

兼 所得金額調整控除申告書」という???としか思えないような名前の申告書も登場した。

年末調整は法律で定められた雇用主の義務であり、会社は毎月従業員に給与を支払うと同時

に納めるべき所得税の額を粗々計算して天引きし、年末に1年間の給与総額が確定し次第、

差額を「調整」して年明けに納税する。調整後、取り過ぎなら従業員に還付、少なければ追

加徴収する仕組み。今年から可能になった電子化が導入されるとどうなるか?使わないとい

けないということでなく、使えば便利なので取り入れて欲しいという曖昧な趣旨(国税庁)

であり今年からこのプロセスを完遂し便利さを享受できる人はごく限定的だ。

新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、今後はこれまでと違う新たな生活様式を

取り入れることが必要とされており、仕事についても例外ではなく、いわゆる3密を避けるべ

く、人との接触を減らしたり距離を取ったりできるよう、職場に直接赴くのではなく、

「テレワーク」という形式で仕事を進めていくことが求められる場面が増える。

電子化というあまり好きでない響きに耳を傾けつつ時代に対応したスタイルを試行錯誤する

毎日である。

総務

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