薬局だより

18.07.20 / 未分類 / Author:

貧血予防の鍵は食事管理

梅雨明けが待ち遠しい毎日ですが、続いて暑い夏が待ってます。今年も夏を元気に乗り切りましょう。貧血の症状には、頭痛、めまい、倦怠感、脱力感や 息切れ、動悸、頻脈などいろいろな症状があります。

~バランスの良い食生活を~

鉄欠乏や慢性出血による貧血が治療によって改善した後、食事のバランスが乱れていると再発してしまうこともあり、予防には食生活を見直すことも必要です。

鉄の補給の代表的な食物にほうれん草がありますが、野菜や海藻類などに多く含まれる非ヘム鉄は吸収されにくい3価鉄です。一方、肉類、魚介類に多い2価のヘム鉄は、非ヘム鉄に比べて5倍くらい吸収率が高いのが特徴です。ただしカロリーが高い食品もありますので、コレステロールを制限しなければならない人には、魚介類から摂取することをすすめます。

ヘモグロビンの生産には鉄だけでなくたんぱく質やビタミンも必要です。良質なタンパク質を多く含む食品には、肉、魚、牛乳、卵があります。また、DNA合成に必要なビタミンB12は動物性食品に多く、葉酸は野菜に多く含まれるため、結局は鉄の補充だけでなく、バランスの良い食事を摂る必要があるのです。

忙しい人が炭水化物ばかりの食事をしていたり、高齢者では食事に意欲がなくなっていたり、歯の治療が長引いたりしている場合などでは、どうしてもバランスの悪い、栄養不足の食事になりやすくなります。バランスの良い食生活を送るためには、規則正しい生活を心がけることも大切です。

食事を見直して、健康に気をつけましょう。

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