検査室だより

25.02.22 / 検査室だより / Author:

『血液型と輸血』

血液型占いや血液型での性格チェックなど、

私たちの身近でもよく目にするようになった血液型。

こういった占い等でよく目にするのは

A型・B型・O型・AB型で表現されるABO式血液型ですが、

血液型の種類は他にも約300種類ほどあるのを

皆さんはご存じでしょうか?

 

代表的なものとしてはRh式血液型があり

ABO式血液型に続けて「+」や「-」でよく表現されます。

実はこのRh式血液型も『CcDEe』と5種類あり

前述した「+」や「-」で表されるのはこの中の『D』についてとなります。

 

検査室では血液型を調べたり、血液の中に他の血液型に対する

抗体を保持していないかを調べたりします。

特殊な場合を除いては、これまで輸血を受けたり妊娠したりした経験のある場合に、

こういった他の血液型に対する抗体を保持する場合があります。

 

輸血が必要となった患者さんに対してはこうした検査をおこなって、

ひとりひとりの患者さんに合った輸血用血液製剤を選択します。

さらにその選択した製剤と患者さんの血液との反応をあらかじめ調べることで、

安全で効果的な輸血に繋げています。

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