2015.07.06 院内勉強会

08.07.15 / お知らせ, 勉強会, 総務部 / Author:

6日、当院の医師で太陽の丘嘱託医の平野先生が、【「生業(なりわい)」を楽しむ】という題目で勉強会をして下さいました。

これからの自分の人生をも考えさせられるような内容で、とてもためになるお話を聞くことができました。

笑いもありの楽しい勉強会でした。

内容の一部を少し載せさせていただきます。

 

「生業(なりわい)」を楽しむ

生計を支える手段として、賃金などの報酬と引き換えに日常的に従事している労働を「生業(なりわい)」と言われてきた。

「生業」の3つの役割

①収入を得て、生計を支える(経済性)

②社会に貢献する(社会性)

③個人の人生の目標や生きがいを充足させる(個人性)

仕事を通じて自分自身を高め、志を持ち、その志を実現するための労働でもあり、「生業」の職場は人を伸ばしてくれる絶好の居場所でもある。

社会人の行動には二通りあり、①しなければならない(Must):義務感から発する行動(他主的行動)である。命令だから、役割だから、規則だから、約束だから、しきたりだから・・、②しなければなるまい(Would):使命感(責任感)に基づく行動(自主的行動)である。私がやらなければなるまい、よしやるぞ、自分自身が得心し“使命感”として行動する。何かをやり遂げようとすれば、それが難しいことであればある程、強い“想い”が必要である。その想いが強ければ強いほど、夢とか目標は実現できる。“想い”はそれに近づく行動をし続ければ、やがて“信念”になり、そして“使命感”になる。“使命感”は強烈な“必達欲”を伴うものであるから、達成するだけの“実力”と“自信”のない人には“使命感”は生じない。未熟な人や自身のない人には“義務感”しか生まれない。“自信”はどのようにして生まれてくるのだろうか。“自信”のない状態はまだ“向上心”の段階、これが自己啓発で“野心”のレベルに引き上げる。損得を度外視して、夜昼休日もなく一心不乱で頑張り、新しい自分を発見し、これが大きな“自信”へとつながる。何か一つでも“自信”を植えつけることから始め、人に負けない絶対的なものを育て上げる。押し付け型や命令管理は、義務的行動を要求するだけで“自信”を育む育成型の管理ではない。得心の無い行動は見せかけの“ふり”の行動でしかない。「生業」では物の豊かさ(給料)だけでなく、やりがい、夢、達成感、満足感、そして生きがい感など、心の豊かさも眠っている。

”生業“と”仕事“と”趣味“。お金になる“生業”の中に、お金にならない“仕事”を見つけ出すことで「楽しむ」のである。“What ‘s New?”(何が新しいのか?)、いつでも常に新しい事に挑戦する。今の作業をしながら、同時に次にやることを考える。手際“だけでなく、”脳際“も良い人は、“生業”と“仕事”と“趣味”を連立させている。

 

 

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