薬局だより

05.02.19 / 未分類 / Author:

「痛風」について

全国には予備軍を含めると1000万人も痛風患者がいるといわれます。

生活習慣が大きくかかわる病気の一つです。

痛風は尿酸が増えて起こる疾患です。通常は尿酸は尿として排泄され、一定量に保たれています。体質、年齢、生活習慣、など様々な要因で増えすぎた尿酸が結晶化してしまうと、関節や腎臓で炎症を起こします。この痛みが「痛風発作」といわれる症状です。

痛風が恐ろしいのは高い確率で尿路結石や腎障害、高血圧、肥満、高脂血症などにつながること。また腎不全や心筋梗塞、脳血管障害など生命にかかわる重篤な症状を起こすことです。

健康な人では尿酸の産生と排泄のバランスが取れていますが、このバランスが崩れると尿酸が増えます。次のような要因があります。

1)体内で産生されるプリン体の増加                               

プリン体は細胞内にある核酸という物質の主成分です。細胞の老化とともに老廃物として蓄積されます。短時間に大量のエネルギーを使うとプリン体が増えます。

2)肥満

肥満は体内でのプリン体の合成を促進し、排泄機能を低下させます。尿酸は体内で作られるものが8割を占めます。尿酸を必要以上に産生しない適正体重にすることが重要です。

3)腎機能の低下

腎臓の機能が低下すると尿酸を処理できなくなって、体内の尿酸が増えてしまいます。水分補給をしっかりして、排尿を増やすことも大切です。

4)過度のアルコール摂取

アルコール飲料は体内で分解されるとき尿酸がつくられます。どのアルコールでも尿酸がつくられ、排泄を邪魔します。飲みすぎないことが痛風の予防になります。

5)プリン体を多く含む食品の摂取

レバー、白子、あん肝、魚の干物などはプリン体が多いので食べ過ぎないようにしましょう。

6)ストレス過多

ストレスも腎臓の負担になり、尿酸を増やす要因になります。食事や飲酒を改善しても尿酸値が下がらないときは、ストレスを疑いましょう。適度な運動や趣味などストレスの発散方法をみつけましょう。

「尿酸値が高い」といわれたら、なぜ増えたか理由を考えて、できることから対策を始めましょう。

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