薬局だより

30.03.18 / 未分類 / Author:

 

腸内フローラ

腸内フローラとは、腸内細菌叢のことで腸内細菌が腸の中で広がっている様子が花畑(フローラ)にたとえられ「腸内フローラ」と呼ばれます。最近の研究で腸内フローラの力は、消化管の機能維持だけでなく、全身の健康状態や様々な疾患、さらには人間の心にまで及ぶことがわかってきました。脳・腸の関係も解明が進み腸内フローラのバランスの悪化は体調面だけでなく、精神面にも大きく影響をすることが分かってきました。腸内フローラを正常に保つことは、健康な生活を送るうえで非常に重要です。腸内フローラを正常に維持するためには、「腸内の有用菌」(乳酸菌やビフィズス菌)を増やして腸内環境を有用菌優位の状態にすることが必要で、食物繊維(特に水溶性食物繊維)などを摂取するプレバイオティクス、善玉菌自体をふやすプロバイオティクス、または両方行うシンバイオティクスの有効性が注目されています。腸内環境を有用菌優位の状態にするためには、腸内の環境を弱酸性に保つことが重要で、それにより悪玉菌の増殖抑制、発がん抑制効果なども期待できます。そこで重要なカギとなるのが水溶性食物繊維と短鎖脂肪酸です。水溶性食物繊維が有用菌で「発酵」されることで作られる短鎖脂肪酸の分泌が活発になると腸内が弱酸性となり、悪玉菌の増えるのを抑制し、有用菌がさらに棲みやすい環境となるのです。さらに、短鎖脂肪酸の中でも特に酪酸は、大腸のなかの結腸を覆う膜のエネルギー源となり、結腸を覆う膜の増加や血流改善、さらには炎症抑制効果、感染予防など腸が有する様々な機能を強化するための重要な脂肪酸であり、それを作ることを促すことも重要です。むずかしいことはさておき、食物繊維をしっかりとって腸内環境を整え、健康にすごしましょう。

 

 

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