薬局だより

14.08.17 / 薬局だより / Author:

 

熱中症

水分を1日にどのくらい摂ればよいでしょうか?

夏は発汗や不感蒸泄で体内から出る水分量が増え、こまめに水分を摂っていないと体内の水分バランスが崩れ脱水を起こしやすくなります。1日に必要な水分量は、

体重(kg)×体重1㎏あたりの必要水分量(mL)

[幼児:100~200mL、子供:50~100mL、成人:50mL、高齢者:40mL]

で計算されます。体重60㎏の成人であれば、1日に3,000mLの水分量が必要になります。ただし、これには食事からの水分量(約1,000mL)も含まれています。一度にたくさん飲むより、コップ1杯の量を、寝起き、朝・昼・夕食時、間食、就寝前等1日7~8回に分けてこまめに飲むようにしましょう。

また、飲料の種類として、水、、スポーツドリンク、経口補水液等があります。スポーツドリンクは、糖質が多く塩分は比較的少なめで、水分やミネラルの補給を目的としている飲料、経口補水液は、塩分が多めで糖質が少なく、水や電解質が体に吸収されやすいように配合されている飲料です。食事が摂れている場合の日常的な水分補給は、水で十分ですが、軽い発汗や運動、入浴で少し汗をかいた場合は、水またはスポーツドリンクを、下痢・嘔吐・発熱・脱水を感じたとき、激しい発汗がある場合は、経口補水液を選択しましょう。

*疾病等により、糖質やナトリウム、カリウム等の制限がある人は、スポーツドリンクや経口補水液を摂取する際、医師にご相談ください。

      まだまだ残暑が厳しいですがみなさん健康管理に気を付けて夏を乗り切りましょう  😉

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