検査室だより

07.04.17 / 検査室だより / Author:

当院の基準値を5月よりJCCLS共用基準範囲に変更いたします。
臨床検査値は、客観的な医学的情報として活用されており、基準範囲はその臨床検査値の結果解釈や判断を行う上で目安(ものさし)として重要な役割を果たしています。臨床検査値については、日常的に利用される生化学的血液検査項目を中心に標準化された測定方法の普及が進んでおり、全国的な精度管理調査において施設間での測定差がほぼ解消される状況となってきました。
これまでの臨床検査値については、特定の患者が特定の病院で治療を受けるために利用されることがほとんどでしたが、近年は医療機関の機能分担と連携が進められていることから、医療情報が患者とともに医療機関を移動することが当然の時代となっています。これにともない医療機関の間で患者の検査情報の共有化が期待されるべく平成27年3月に日本臨床検査標準協議会(JCCLS)より日本国内で共用できる「共用基準範囲」が公開されました。これを受けて当検査科においても下記のごとく共用基準範囲を採用させていただきます。

基準範囲変更日 平成29年5月1日

対象項目 生化学・血液の項目の全31項目

測定機器・試薬の変更はありません。

 

 

Comments: 0

Leave a Reply

« | »