28.03.24 / 栄養部だより / Author: kurakita / Comments: (0)
春は暖かくなったり、寒くなったりと寒暖差が大きくコートも何を着るべきか悩むところです。
寒さのせいか桜の開花も予定より遅くなっており、待ち遠しいですね。
以前、カレー🍛が当院では一番人気とお話しましたが、たまには違うものをということで、
ハヤシライスにしてみました。好みはカレー>ハヤシライスのようでして、たまにはなので…
私はハヤシライスはハッシュドビーフから名前が変化したものとばかりと思っていましたが、
説は色々あるようでして。
1,まさかの林さんが考案したメニュー説
東京のレストラン上野精養軒で働いていたシェフの林さんが考案したメニュー。
賄い飯からメニューになったそうです。
2,ハッシュドビーフから発生説
ハッシュドビーフとは牛肉の煮込み料理のことで、トマトソースやデミグラスソース
で煮込んだものです。ハッシュとは、英語で細切りとのこと。
ごはんに合わせると、ハッシュド・ビーフ・ウィズ・ライスを縮めて
ハッシライスからハイシライス、ハヤシライスになったとのこと。
3, 素早く作れるから説
この説は明治時代の門司港栄町のレストランが発祥とされています。
急いでいるお客に急いで、簡単に提供できるケチャップを主体のごはんから
だそうです。素早くできることから、早いライスということでハヤシライス
となったそうです。
1つのメニューでも色々な説があり面白いですね。
洋食が日本に伝わって様々なアレンジが加わり、日本独自の洋食文化が広まったんですね。
↑の写真は病院のハヤシライスです。
🌸🌸🌸🌸🌸栄養部🌸🌸🌸🌸🌸
15.12.23 / 栄養部だより / Author: kurakita / Comments: (0)
いよいよ12月も半ばに差し掛かかり、街すっかりクリスマスカラーです。
栄養部では年末年始の献立は出来ており、今は発注業務を行い新年を迎える
準備の真っ最中です。
先日、病院の昼食はいなり寿司でした。
いなり寿司、おいなりさんともいわれますね…何故「いなり」なんでしょう?
ということで、今回はいなり寿司の由来についてです。
いなり寿司の歴史は、江戸時代までさかのぼります。古い食べ物ですね。
発祥は、稲荷神社にお供えされている油揚げにご飯を詰めたものということです。
江戸時代後期の書物には、安価でおいしく、人気があり、天秤棒に乗せて
売り歩く行商もいたそうです。今でいう、移動販売みたいなものでしょうか。
なぜ、神社に油揚げがお供えされているかというと、元々はねずみを揚げて
お供えしていました。ねずみは穀物を荒らすため、ねずみを退治するきつねに
感謝の意を込めてお供えしていたそうです。
その後、ねずみから豆腐に変わり、油揚げになったとのこと。
稲荷神社はあちこちありますね。五穀豊穣祈願。
今年は、天候が高温であったため、農作物にも変化がみられ
五穀豊穣とはいかない世の中になってきました。
来年は、気候変動が収まればいいですね!
今年1年お世話になりました、また来年もよろしくお願いいたします。
お正月は、食べすぎに注意を!!!
栄養部🦊
09.09.23 / 栄養部だより / Author: kurakita / Comments: (0)
9月ですが、暑さがまだまだ続いています。
しかし、食べ物は秋の様子です。梨、ぶどう、これからは新米が出てきますね。
茄子も夏~秋にかけて、旬ですので茄子料理を一つご紹介します。
茄子料理の一つに、しぎ焼きがあります。
「しぎ」って何かな?
しぎとは、鳥の名前ということで、味噌で焼いた鳥料理が発端ということです。
鳥料理以外でも、味噌をつけた豆腐などの田楽をしぎ焼きと総称するらしいです。
これまた、田楽の由来は何だろうということにはなりますが、またの機会に。
ということで、しぎ焼きとは味噌料理の総称です。
なすのみそ炒めということですね。
病院のみしぎ焼き、時間経つと色が悪くなりますが
味はいいですよ!
★豚肉、茄子、ピーマンが入っています
栄養部
02.06.23 / 栄養部だより / Author: kurakita / Comments: (0)
梅雨ですねぇ。食中毒が起きやすい気象条件です、食材の取り扱いには注意したいです。
話は変わり、料理の名前は、なんでこんな名前なんだろう?という名前がありますよね 。
以前は、助六寿司の由来について説明いたしましたが、まさかの歌舞伎からでした。
病院のお食事では、味噌汁、すまし汁等のお汁を提供させていただいています。
その中で、「けんちん汁」という汁があります。
献立作成者としては、そういえば昔学校給食でも出てたから気にしていませんでしたが、
不思議な料理名ですよね。
調べたところ、2つ由来がありました。
① 中国の精進料理である普茶(ふちゃ)料理の一種である巻繊(けんちゃん)が日本語に
なったという説。
② 鎌倉にある建長寺で700年以上前から食されている、動物性のたんぱく源を使用していない
汁のことで、建長寺(けんちょう)が名前の由来。
建長寺で修行した僧侶が各地に派遣され、全国に広まったとされています。
今でも、建長寺では、大鍋にいれた汁が振舞われるおまつりがあるとのこと。
どうやら、由来は人の名前ではないようです。懐石料理も名前の由来が仏教からきていることから、
料理の名前を辿ることも面白いですね。海外の料理でも、修道院で作られていたことが由来のものも
ありますからまた調べてみようと思います。
病院のけんちん汁です
具材は大根、人参、里いも、豆腐です。
栄養部
参考出典:農林水産省Webサイト
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/35_1_kanagawa.html
15.03.23 / 栄養部だより / Author: kurakita / Comments: (0)
いよいよ3月も中旬となり、今年度も終わりですね。
病院にはいくつかの委員会があります。
委員さんも1年の任期で、栄養部では役割を1年ごとに決めています。
行事委員も委員会の1つです。
栄養部では、食事につけるカードや行事食に対して行事委員さんに考えてもらっています。
←の雛人形は、ひな祭りに配膳させて頂きました。
病室に訪れようかとしたとき会話が聞こえて聞こえてきました、
「このひな人形可愛いね、うさぎかな」
「ねずみじゃろ?」「テレビのところへ飾っといて」
どうしても入院期間が長いと季節感が薄れゆくので、
会話のきっかけになるとうれしく思います。
ちなみに、作成者にどっちなん?聞いたところ「うさぎ」とのことでした。
Aさん1年間、行事委員の役割お疲れ様でした。
また、楽しんで頂けるようアイデアをみんなで考えたいと思います。
栄養部☆彡
16.02.23 / 栄養部だより / Author: kurakita / Comments: (0)
まだまだ寒い日が続いていますが、夕暮れにて「あー日が伸びたな!」
っと実感し少しづつ春が近づいていることをうれしく思います。
毎年、お正月の元旦には季節カードをお付けしています。
今年は、うさぎ年なのでうさぎのカードです。
うさぎと言えば白か茶色ですが、都合により色々な色で折って
います。これは黄色うさぎですね。金運上昇とか特に意味は
ありませんよ。
節分には、巻きずし1本は食べづらいので助六にしています。
助六についての由来は、以前のブログにて解説済みなので、よかったら
そちらを読んでいただけら幸いです。
季節カードは豆入れ袋にしました。
患者さまには、豆は少々硬いのでお出しできませんが、
豆まきしたことを思い出して頂ければと思います。
写真の豆は職員食につけました。
「豆、家で食べないからちょうど良かった」という
職員さんもおられました。歳の数だけ足りたかはどうかは不明ですが…。
🌸栄養部🌸
27.10.22 / 栄養部だより / Author: kurakita / Comments: (0)
先日まで扇風機を使用していましたが、急に暖房器具が必要となり
部屋の中がカオスな状態の秋模様です。
もうすぐ冬到来ということで、冬の名前が付く「冬瓜」という食材は、ご存じでしょうか?
岡山県は、全国でも有数の冬瓜の産地です。
スーパーや直売所で見かけるけど料理法がわからないという方が多いのではないでしょうか?
スーパーでは、切って売っていますがもとは赤ちゃん位の大きさの冬瓜もあります。
(左写真の冬瓜は、比較として卵と比べています。これは5kgありました!)
冬瓜について説明すると、冬の瓜と書きますが、実際は夏~秋にかけてが旬の食材です。
冷蔵すれば冬までもつことから冬瓜と名付けられたそうです。
冬瓜は、古い食材で平安時代には日本で食べられていたという記録が残っています。
そんな古くからあるとは、意外だなと思いました。
栄養素は、水分、カリウム、ビタミンCが多いとされています。
また、煮ると柔らかくなるため介護食としても食べやすいです。
当院では、夏から秋にかけて煮物やあんかけ、汁の具材として活躍しています。
【下処理】①わたをスプーン等でくり抜きます。皮をむきます。皮は硬いです。
煮物では角切り。汁ものでは、薄切り。
②青臭さがあるので、少し柔らかくなるまで下茹でします。
★あとは、好きな味つけに調理します。
写真は、煮た後にエビあんかけにしています。
←しゃもじです。美味しいものができるように日々精進したいです。
栄養部
30.07.22 / 栄養部だより / Author: kurakita / Comments: (0)
7月の終わりといえば、一番暑い時ですね。
温暖化の影響でしょうか、連日34℃が続くと、32℃という気温が涼しく感じ
なっています。
そんな時は、夏バテしやすいのでビタミンB1を多く含む「豚肉」はいかがでしょうか?
ビタミンB1は、糖分や炭水化物を多く食べる方や、運動している人は消費されやすいビタミンです。
また、水溶性なので摂取しても体内で蓄積されない為、特に不足しやすいビタミンです。
昔は玄米からビタミンB1がしっかり摂取することができていました。
現在は、肉類、魚類、豆類に多く含まれています。
特に、豚肉は多く含まれる代表食品です。
豚のしゃぶしゃぶです。➡➡➡
豚もも肉を使用しています。ももなので、酵素を使い柔らかくしています。
栄養部
15.06.22 / 栄養部だより / Author: kurakita / Comments: (0)
とうとう岡山も梅雨入りし、梅雨らしくジメジメとしています。
今回は、鶏肉について少し語りたいと思います。
鶏肉でも胸肉は、もも肉に比べ安いがパサパサして食べずらいですね。
ただし、低エネルギー、高たんぱく質であるため、ダイエットには最適ですね。
また、ビタミンB6、ナイアシン、パンテトン酸等、疲労回復に効果があるといわれている
栄養素を多く含まれています。使い方は難しいですが、薄く切って片栗粉や小麦粉を付けると
パサパサ感も軽減されます。
100g当たり |
むね肉(皮付き) |
もも肉(皮付き) |
エネルギー(㎉) |
133 |
190 |
たんぱく質(g) |
21.3 |
16.6 |
今回は、鶏の胸肉を使った、オムライスにしてみました。
患者さんも美味しかったよと、話していたと介護員さんから教えて頂きました。
栄養部
14.04.22 / 未分類, 栄養部だより / Author: kurakita / Comments: (0)
栄養部から眺めることのできる桜は、もう散ってしまって花弁が入口に舞っています。
桜が散ると、さびしい気もしますが個人的には青葉がしげる新緑の5月の陽気が好きです🍃
ただ、これからの時期は食中毒も心配になります、衛生管理にも注意を払いながら業務に望みたいと思います。
本日は、あたらしいお寿司を提供いたしました。(先日、某テレビでこのお寿司を作っていましたが
それを見たからではありません )
押し寿しです。写真の見た目ではわかりにくいですが、すし飯とすし飯の間に鶏そぼろとしその葉を入れています。
岩国名物でもあるらしいです。色々と工夫できたらと日々精進です。
またこの春から新しく2人の職員さんも増え、みんなで力を合わせて
業務に励んでいこうと思います。
栄養部