薬局だより

06.06.16 / 薬局だより / Author:

「ロコモ」を知ろう

ロコモティブシンドローム皆さん聞いたことありますか?

「ロコモ」とは?

運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を
「ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ、和名:運動器症候群)」といいます。
進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。

ロコモは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態をいいます。進行すると日常生活にも支障が生じてきます。2007年、日本整形外科学会は人類が経験したことのない超高齢社会・日本の未来を見据え、このロコモという概念を提唱しました。

いつまでも自分の足で歩き続けていくために、運動器を長持ちさせ、ロコモを予防し、健康寿命を延ばしていくことが今、必要なのです。

ロコモティブシンドロームの概念図
※加齢に伴う筋量・筋力の低下のこと。「加齢性筋肉減少症」ともいいます。
骨や筋肉の量のピークは20~30代だということをご存知でしたか?骨や筋肉は適度な運動で刺激を与え、適切な栄養を摂ることで、強く丈夫に維持されます。弱った骨や筋肉では、40代・50代で身体の衰えを感じやすくなり、60代以降、思うように動けない身体になってしまう可能性があります。
骨量の年齢変化の推移

筋肉、骨と同様に軟骨や椎間板にも運動や生活活動によって適正な負荷がかかることが必要です。ただし、過度なスポーツや過体重によって「負担をかけられすぎる」と、軟骨や椎間板は逆に傷んでしまうことになります。また、やせすぎると筋肉や骨は弱くなってしまいます。肥満もやせすぎもよくありません。あなたにも心あたりはありませんか?

やせすぎも太りすぎも問題です
ロコモの予防には、①開眼片足立ち
             ②スクワット
              などがあります。
   体力や筋力に応じていろいろなやりかたが紹介されています。
   興味のある方は調べてみてください。
 健康寿命を延ばすために無理のない運動を続けてみませんか。

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