薬局だより
26.11.14 / 薬局だより / Author: kurakita
禁煙のすすめ
たばこの煙には約250種類の有害物質が含まれています。また、約70種類の発がん物質も含まれています。
なかでも、たばこの3大有害物質は
1.ニコチン
2.タール
3.一酸化炭素
といわれています。
そして、フィルターを使って主流煙を吸ってる人より、副流煙を受動喫煙している周りの人がとても危険です。
副流煙は有害物質が主流煙の3倍~5倍といわれています。
特に子供は体重あたりの吸気量が多いことや、化学物質の解毒、排泄機能が低いことや、細胞分裂がさかんなため、発がん物質の影響を受けやすいことがあります。
子供の受動喫煙との関連が証明されている小児疾患には
乳幼児突然死症候群
気管支喘息
呼吸器感染症
呼吸機能の低下
慢性呼吸器症状
中耳炎
などがあります。
子供のいる家庭では、気にかけてください。
ホタル族といわれるベランダでの喫煙や、換気扇の下での喫煙もよくみかけますが、効果は十分ではありません。家庭に喫煙者がいると、幼児の尿中ニコチン濃度は、15倍にもなることがあり、換気扇の下で喫煙していても3倍にも増加しているというデータがあります。
禁煙には、「禁煙補助薬」もあり、「禁煙外来」もあり、比較的楽に禁煙できる時代になりました。
今の時代は喫煙するのが肩身の狭い思いとなっています。外国では、禁煙できない人、肥満の人は、意志が弱い人ということで、就職においてもマイナスになっています。日本でも喫煙者は採用で不利になるところも増えています。わが子や家族のために、特に、医療に携わる方(医療従事者)は禁煙チャレンジしてみませんか?
当院も敷地内禁煙になっています。
残念ながら、当院には禁煙外来はありません。
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